紅く降る雪



先の先まで廻る水の様に
貴方の心を満たせたのなら
道すがらに与えられる言の葉を
二人だけの記号に変えて

溢れそうな想いの元は
降り注ぐ生命にも似た淡雪
水の理のままに溶けて流れ行き
大事な何かを満たせたなら

想いは流れる
この旅路の終る日まで

願いは越える
この風が止まない境界線を


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