まるで合わせた貝殻のような
「対」の言の葉を探してしまう
君の細い指先から零れ落ちる
白い欠片を拾い集めるように

自分の中で迷ってばかり
何故、帰る海を見つけ出せる?
自分の中に溺れてばかり
泡の行方を追う事も、僕は忘れてしまう

「海」は誰にでも存在するというのに
「波」は誰にだって強く寄せるというのに


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