「彼方へ」

意識して行けない場所がある
無意識で到達する場所がある

音速の伝わりで
無欲の早さで
損ねない距離感で
何時も先回りする貴方

それは少しも気負う事無く
自然な居住まいで貴方は笑う
その笑顔を守る為
あの日、自分は残されたのだろうか

答えは殆ど持っていったのだろう?
答えを持っていなければ哀しいのだろう?

今更意味を問う感情に
今宵も身を委ねてみようか?
今更求める感情に
今宵も心を開放してみようか?


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