水に煙る森の中で
運命の梢が肩を叩く
終わりなき鎮魂歌を謳うよに

過ちは淡い波紋を伴って
嘘の彼岸に降り注ぐ
消えない罪を一つずつ
褪せない幻に手繰り寄せ

堕ちてくるしかない
蝶の羽音の細い息
張り巡らされた罠は
愛と呼べるものではなくて

いつか還る白き闇
千切れた夜の向こう側
この腕は、この指は
君の証に焦がれて沈む

FATE-君を探して-        BACK