蒼の帳 眠る焔は
「私」の中に沈んでいく
溢れそうに張っている水面に雫を一つ
一瞬の波紋を逃さないよう瞳を留める
其の波紋にこそ 真理がありそうで
沈んでいく青の檻の中で
聞く言の葉は誰のモノ?
水中の音だけに包まれたいのに
鮮明な誰かの呼ぶ声
覚醒しない意識の先で見る夢だ
泡沫の全て、解けない数式。
私は私を今日も理解出来そうに無い
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