明けぬ夜 宙を渡る想歌
この窓を叩く雫は何処から来るの?
ふと閉じる読み掛けの書
瞳を伏せ蒼へと漕ぎ出す

私の海に語りかける
水面に揺れる月の落涙
ゆらりゆられて思いの侭
泡沫の言の葉の都へと

君は私を判らない
私は君と重ねたい
君は私を愛したい
私は私を捨てられず

そんな異界の街角で
本当の償いを探してる
そんな夢想の国境で
本当の願いを探してる

何時か帰する優の杜
静の香音の満ちる園
時の責務を果たし君と二人
蒼に擁かれ至上の眠りに着きたい

Word by 月華
Music by さかなぎ 諒

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